自律ダイアリイ

全人類に捧ぐ、人間こじらせブログ

【やついフェス】人生初フェスに行ってみた【挫・人間】

鉄は熱いうちに打てとか言うけど、そんなの超難しい。

というわけで、先々週の話をします

私は音楽が好きだ。特に邦ロックと呼ばれる日本のバンドをよく聞く。

好きなバンドは、たまーにライブに行ったりするけど(だいたい一人で)、基本はCD買ったりレンタルしたり、ユーチューブの再生回数の貢献くらいしかしていない、在宅なんちゃって音楽ファンなのである。

 

小学生の頃、友人に言われた「君はキャンプで飯盒炊爨するより、キッチンでカレー作る方が似合ってるよね」という言葉がストレートに私を意味するように、つまり私はTHEインドア引きこもり系なのです。

そんな私が音楽フェスに参戦!人生は本当に何があるかわからないですね。

といってもこのフェス、初心者には最適なサーキット型?フェスであった。ありがたいことに。(付け焼き刃の知識です。間違ってたら教えてください。そして友達になってください)

 

会場は渋谷。

なんちゃって音楽ファンの私でも知ってるTSUTAYAオーウェストとか、オークレストとか、とにかくあの一帯のライブハウスやクラブを全部を使って昼から夜まで2日間お祭り騒ぎをしようよ!というフェスらしい。ちなみに私は一日目に行きました。

 

主催はエレキコミックのやついさん。なんちゃって音楽ファンの私でも知ってる。有名人です。

そんなやついさんのDJ開会式から始まったフェス。

初心者らしく自分のペースで色々見れたらラッキーだな~なんて緩い考えは開始15秒で吹っ飛び、珍しくテンションが上がりまくった私はそれはもうノンストップで各ライブを回りまくっていました。

中でも抜群に印象に残った2組の感想を書き残したりしようと思います。なんとなく2つね。

 

ザ・プーチンズ

 

世界最古の電子楽器、テルミンを奏でる街角マチコさんと、DJ?MC?トラックメイカー?の街角マチオさんの2人組ユニット(確実にバンドではない)

これが相当ヤバかった。もちろん良い意味で。

リハ中のシュールな舞台設定から、ライブ中のコント(というか曲よりコントの時間の方が長かったような気がする)、客を巻き込んで披露する曲もジワジワ襲い来る笑いの連続で、マニア?にはたまらない空気感。

スタイル抜群なマチオさんが披露する独特なキレキレダンスも良かったので、是非ライブをお勧めしたいが、youtubeにも怪しげ楽しげなMVが上がってたので、まずはこの中毒性を味わってほしいです。

 

↓マチオさんが脱法ハーブをしながら書いた(らしい)曲はコチラ

 

『挫・人間』

 

スリーピースのロックバンド。名前を聞いたことある人も多いのでは。閃光ライオット出身だった気がします…確か。

 

↓一番私が好きな曲です

 

まぁこのブログで何が書きたかったって、一番書きたかったのはココなんですよ。とにかく挫・人間が良かった。声を大にして言いたい、人生で一番楽しいライブだった!!(在宅音楽オタク調べ)

挫・人間自体、元々やっている音楽は知っていて、新譜は全部チェックする~面白いな~カラオケで歌う~くらいには好きなバンドだったもんで、今回のフェスも、挫・人間出るんだ!行こう~とは思っていたんですね。が、いかんせんSAKANAMONとカブってる!ということで、こりゃあ悩みましたね。ここ数年で一番悩みました。(在宅音楽オタク調べ)

SAKANAMONも割と昔から好きで、何なら多分挫・人間より好きなんですけど(?)でも、なんか無意識に挫・人間のステージに足が向かってたもんで、もうこれはただの運命ですね。

 

で、行ってみたら割と空いててラッキーで(やついフェス自体、そんなに混み混みな会場は無かったので回りやすかった~ありがて~)

ついでにサポートドラムが菅さん(ex.ドレスコーズ)で感動し、そんでもってとにかく!ライブが楽しかった。

アンコールで夏目くん(gt.モヒカン 上裸)がサークルモッシュしろ!って命令してみんな笑いながら緩いサークルモッシュしたり(人生初のサークルモッシュ、めちゃめちゃ笑いました、めちゃめちゃ楽しかった)

あと私、挫・人間のベースラインが好きで、アベくん(ba.グラサン 鬱)たのしみにして下手側から見てたんですが、前日のライブで中指の爪剥がれたらしく、包帯ぐるぐる巻きでプレイしてましたが、それでもうねり加減が最高でした。ナイスグルーブ!

 

そして何より下川くん(vo.)。彼、めっちゃめちゃこじらせてるんですよ。笑っちゃうくらい突き抜けてこじらせてて、もうそれが最高にカッコ良くて、全身全霊で歌いながら360°全方位にビームでも発射してんのかってくらいエネルギーが充満してる感じが伝わって、めちゃくちゃ笑いながら踊りました。

ていうかライブで聴いてから「え?これ私の曲かな?」ってくらい歌詞への共感性が高くてビビりました。詞のチョイスセンスがドンピシャ。

「君☆と☆メ☆タ☆モ☆る」(曲名です)では下川くんがフロアに降りてきて、それを囲むようにケチャしたのも楽しかったな。

 

全体的に、挫・人間さんめちゃめちゃ前のめりに全力でライブしてて、でもやついフェス来てて、しかも裏でSAKANAMONやってる時間帯にね、わざわざ挫・人間聴きにいくような客層が相手ですよ。まぁ、捻くれてる人たちじゃないですか。(下川くんもMCで「SAKANAMONに行けなかったブス ブサイク連中の集まり」とのこと。その通り!私もそう!)

MCへの反応も薄いし(めっちゃ滑っててそれもまた最高だった)曲の盛り上がりにも欠けるような雰囲気だったと思うんですよ(いつもの現場を知らない)

でもそんな雰囲気の中でも全力で、色んなものに中指立てて演奏してる挫・人間は超かっこ良かったし、ほんとにほんとに心の底から最高で、終始笑顔が止まらなくて自分でも戸惑いました。

こんなにずっと笑顔だったら明日は死ぬんじゃないかとか思いました本気で

大丈夫そうです。なんとかまだ生きてます。

 

何はともあれ、こんな風に既存のバンドの新たな魅力を見つけられるフェスっていいですね。また行きたいと純粋に思いました。

先週末に行われた挫・人間のワンマンには、のっぴきならない事情で参戦できなかったのですが、もう在宅オタクは卒業しようと決心した21の夏の始まりでした。